案の定、例の大阪での小学生死傷事件の犯人は、精神障害者ではなかったようだ。

マスコミは連日、彼がどういう経緯で事件に至ったのか明らかにしようと必死だ。
しかしこんなにわかりやすい男も珍しいんじゃないかと思う。

学歴、エリートコンプレックスの塊。
人より優位に立ちたいでも、立てないジレンマが物凄く伝わってくる。
彼は中途半端に頭が良すぎたのか。

人間って子どもの時は、他人より自分が絶対優れてるって密かに思ってる節がある。
・・・実際、私もそんな子どもだったように思う。

でも、段々年齢が上がり、他人と接することが多くなってくると、それは単なる思い込みで自分は世間の中で取るに足らない存在だと、気が付いてゆくのだし、また気づかなければ他人と共存は出来ない。

自分を知ることは他人の存在を認めることに繋がるからだ。
彼はその過程を悲しいかな、すっとばしてしまったのだ。
・・・いや、彼だけに限らない。最近の人間はどこかそんなところがあるような気がしてならない。

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