左利き

2001年9月1日
私は左利きである。

去年の誕生日に友人が左利き用グッズを進呈してくれた。
色々くれた中で役に立っているもの…
? バターナイフ
? スプーン
? クリアファイル …といったところか。
料理のおたまもくれたのだが今は殆ど料理をしないため試す時がない(笑)

右利きの人にしたら何だと思われるだろうが、私は特にスプーンを使った時、あまりの使い易さに目を見張った記憶がある。

結構左利きの人って多そうに思うのに、グッズは殆ど見ないよね。
私はもっと早くにこれらグッズの存在を知っていたら、中途半端にならなかったのにと悔やまれる。

右用の道具を無理に使うと、不器用にしか使えないし、後々左用の道具を「はい」と出されても右用に慣れてしまってるため使いこなせない。
ハサミなどが良い例で左利き用のハサミを大人になってから貰ったのだが、真っ直ぐに切れない。右用のハサミを、切ってる外から覗き込むようにして切る方がはるかにマシに切れる。

他の道具も然りで急須や財布、定規、缶切…みんな右利き用に慣らされてしまった。

余談だが私が左利きで一番困った事…それは何と車の運転なのである!
車は紛う事無き、右利き用グッズ(笑)

シフトを左手で変えるのでハンドルは右手のみで操作しなければならない
慣れていればどうって事無いだろうが、肩が異様に凝ってしまって、これには凄く困った。

子どもが左利きなのがみっともないと言って矯正させようとする親もまだ居るけど、出来れば止めた方がいいと思う。
いくら矯正しても利き手自体は変わらず、私のようにアンバランスな人間になりかねないからだ。

辛いよ〜これは。
指とか手全体がサクサク動かないのに、それを使わなければならないというジレンマ。
文字書いてるとすぐ肩凝って上がらなくなるもん。

ああ、もう一つ思い出した。
学生の時、家庭科でレース編みをしていて先生に「あなた左利きだから教えられないわ」と言われて放って置かれた事。
哀しくって、悔しくって結局自力で作品完成させた。

テキストや編み方の図解を総て反対に解釈すれば良いだけの事だって、やってて気が付いたんだけど…その先生、頭悪かった…のかな?

ちなみに今もその作品、花瓶の下に引いて使ってます。
ただし、網目が全部普通と逆(爆)

やっぱりその人が持って生まれてきた特性を大事にしてあげたいよ。
矯正なんて、捻じ曲げたって良い事一つもないよ?

確かに自動改札機なんてのも不便だけどね(笑)

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