健忘症
2001年11月2日とうとうやってしまった。
仕事を終えてやれやれと思い、私服に着替えて会社を出た。
私の後には課長がたった一人残って、まだ残業をしていた。
道路をずーっと歩いて県道を渡り、通りがかりのポストに手紙を入れる。
そしてまだ真っ直ぐ行くと駅が見えて改札が…
おや?定期がない。…いや、定期どころか財布もない。
…そう、私は事もあろうに、通勤バッグを丸ごと会社のロッカーに置き忘れてきてしまったのだった。
がーん、私もついに来る所まで来てしまったか…などと考えている場合ではなかった。
帰りがけに課長に「まだお仕事ですか?」と聞いたら「いや、もう帰るよ」と言っていたのを思い出したからだ。
彼が帰ってしまっては、私も家に歩いて帰るしか方法がない。
だって定期も携帯も財布も鍵も全部バッグの中だもの。
…急いで走って会社へ帰る。
駅から急いで約7分はかかるのだが、この日の7分ぐらい長く感じたことは無かった。
幸い、会社のドアは開いていた。
よかったと思いつつ、何か気が抜けてボーっとしてしまった私。
ひょっとして電車もバスも乗り過ごすかも…と思ったが、さすがにそれは大丈夫だったようだ。
しかし…私の頭が大丈夫か否かは定かではない。
親に言ったら「脳ドック入ったら?」と真顔で勧められた。
怖かった。
仕事を終えてやれやれと思い、私服に着替えて会社を出た。
私の後には課長がたった一人残って、まだ残業をしていた。
道路をずーっと歩いて県道を渡り、通りがかりのポストに手紙を入れる。
そしてまだ真っ直ぐ行くと駅が見えて改札が…
おや?定期がない。…いや、定期どころか財布もない。
…そう、私は事もあろうに、通勤バッグを丸ごと会社のロッカーに置き忘れてきてしまったのだった。
がーん、私もついに来る所まで来てしまったか…などと考えている場合ではなかった。
帰りがけに課長に「まだお仕事ですか?」と聞いたら「いや、もう帰るよ」と言っていたのを思い出したからだ。
彼が帰ってしまっては、私も家に歩いて帰るしか方法がない。
だって定期も携帯も財布も鍵も全部バッグの中だもの。
…急いで走って会社へ帰る。
駅から急いで約7分はかかるのだが、この日の7分ぐらい長く感じたことは無かった。
幸い、会社のドアは開いていた。
よかったと思いつつ、何か気が抜けてボーっとしてしまった私。
ひょっとして電車もバスも乗り過ごすかも…と思ったが、さすがにそれは大丈夫だったようだ。
しかし…私の頭が大丈夫か否かは定かではない。
親に言ったら「脳ドック入ったら?」と真顔で勧められた。
怖かった。
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