あるテレビ番組で若い女性タレントがコメンテーターとして出演していて、司会者にコメントを求められた。
流れていた映像はNYの子ども達に「何が欲しい?」と尋ねたもの。
画面の中の女の子は「平和が欲しい」と言っていた。

女性タレントが言った言葉。
「こんな子どもがこんな意見を言えるなんて素晴らしいですね」
…我が耳を疑う。
しかも驚くのは、他の出演者もその意見に頷いていたという事実。

年端の行かない子どもにそんな言葉を言わせたのは、私達大人の最大の罪ではないのか?
平和という言葉を私達が強く認識している限り、この世は狂気に満ちているのではないのか。

人間とはある条件下に置かれた時に、己をわざわざ客観的に見るような事はしない生き物である。(と私は思う…そんな事が出来るなら今頃)
平和の真っ只中にいて「ああ、私は今平和だなあ」なんて思う人間は居ないんじゃないかなあ?

平和という言葉が死語になった時、それが辞書の中でのみ生きる言葉になった時、私達は本当に望んでいたものを手に入れた事になるのかなーと思ったりたり。たりらりらん。この考えはちょっと甘いかもしれない。

という訳で明日手術なので、ちょっとこま(注:讃岐弁)雲隠れしてきます。
帰ってくるから待っててねん(笑)

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