きょうの出来事

2002年4月30日
朝9時に起きる。私にしてはむちゃくちゃ早い。
ウチは、休日には朝昼兼用の食事しか出ないので早起きしても何も無い。

午前11時にやっと食事にありつける。
…ここでもおかしい。
休日はパン食の我が家だが、何故か味噌汁がもれなく付いてくるのだ。
パン食ではミルクを飲むが、その横に緑茶の入った湯呑みが並べて置いてある。しかも粉末のコーンスープの入ったマグカップもたまに置かれていたりする。

どこかのフルコース並みの食器の量。
おまけに箸やらスプーンやらフォークやらバターナイフやら、みんな個人所有なので(ジャムをつける時でも各々のスプーンを使う)3人しか家族が居ないのに洗い物がどっちゃああ!と出る。

ああ、地球に優しくないねえ。

午後2時にAさんと天満屋前で待ち合わせ。
電車の都合で早く来たらしく、店のディスプレーの前でぼんやりしている。
以前はお互いチャリで待ち合わせ時間ギリギリに集まったものだが、私は彼女が郊外へ引越ししたという事実をすっかり忘れ去っていた。

「待ったー?」と言うと虚ろに私を見て「ううん」と答える。
かなり長く待ったらしい。ゴメンね…と思うも、時計を見ると2時少し前。私も別に遅刻してきたわけではないのである。

今日の目的はお互いの誕生日プレゼントの買いっこ。
彼女は財布が欲しいと言うので物色するも、なかなか思うようなものが見つからない。

…ちなみに私が彼女に出したプレゼントのリクエストは「雨靴」…。嗚呼。

仕様が無いので商店街を北へ歩いていく事にする。
高松の商店街は南北に2キロ程?であり、北の端は三越で終点である。
で、色んな店を覗くが収穫なし。

ついでに私の雨靴も収穫なし。今は雨靴なんて履かないご時世らしい。

久しくウィンドーショッピングなどしていない私達は次第に疲れ、口数が少なくなってきた。喫茶店で休憩したいが、スタバもドトールも一杯。席待ちの行列が出来上がっている。
…おーい、並んでまで飲みたいのかー?

ついに三越まで行ってしまい、そこの財布売り場を物色する。ふと彼女の方に目をやると一つの茶色財布を手にとって眺めている。
やっと希望のものが見つかったらしい。
「いいんじゃない?」と言うと彼女はコクンと頷く。しかし棚に戻してしまう。

何故だ、何故だ!アナタはまだ気に食わないと言うのか!もう後が無い。

唸っていてもどうしようもないので、先に靴売り場に行ってもらう。
…ありました。雨靴。さすが三越さんですか?(笑)
サイズを出してもらい試着してみてピッタリだったのでこれに決める。
その間、約5分。

アキレスの「バニラ」という名前の靴である。ゴム靴なのにおしゃれ。
今年の梅雨には大活躍間違いナシである。

財布の件はまだ彼女が唸っているので、お茶にして一息入れる事にする。
片原町の「カキ三珈琲」でアイスカフェラッテを頼む。Aさんはケーキセットを頼んだのでシフォンケーキを一口貰った。
ダベリまくって疲れた頃、店を後にする。
隣席に居た中年のショッキングピンクのお召し物4人衆が目に焼き付いて離れなかった。

「で、どうするの?」
喫茶店を出て最初に私が言った言葉。そろそろ決めて貰わないと体力の限界でウルトラマンなら胸のランプが点滅しそうな感じである。

結局三越に戻り、あの財布を手にとって眺めている彼女。
「何が引っかかってるの?」と聞いたら何と「値段」という答えが返ってきた。慌てて値札を見たら私の給料の一割を越えている。
しかし私が「気に入ってるんでしょ?」と言ったら「うん」と言う。

咄嗟に横に居た店員さんに「これ下さい」と言ってしまっていた私。
「気に入ったもの買えばいいじゃん!」と思わず怒鳴ってしまったが、自分が彼女の立場だったら同じ態度だっただろう。
…怒鳴ってすまぬ。私ってすごく気が短いのであります。

お腹も減ったので南に下りながら夕飯の相談。
前々から行きたい店があったのでそこにする。
その前にキャップストッパーを探していたのを思い出し、天満屋の帽子売り場でGETした。

夕飯は鍛冶屋町「みるぽわ」に決めていたのだがどうしても見つからない。
横道をうろうろして(高松の中心部は道が碁盤の目のようになっています)1本道を間違え…やっとたどり着くと閉まっていた(泣)

ガックリしたが、寒いしお腹は空くしで、とっととどこかに入ろうと決心。(ここでも私の気の短さが出ている)
結局、通りがかりの洋風居酒屋「cooh」に入る。

メニューを眺めてみても、正直そそられるものは無かった。
飲み物を頼み、適当に目に付いたものをオーダーする。料理の出てくるのが遅いなあ…と思った頃、サラダが運ばれてきた。「野菜一杯のサラダ」(ネーミングそのままじゃん)

一口食べてみる。野菜にドレッシングがかかっているごく普通のサラダだったが、美味い。野菜の切り方も適切で奇をテラッタものではなく、ごく普通に美味しい。

それが終わる頃、出てきたのが「チキンの香草焼」。
Aさんがまだサラダを食べていたので、取分け皿に入れてあげる。食べてみるとほのかにハーブの味がして(当たり前田のクラッカー…)美味い。
香草系が苦手な人は敬遠するだろうが、私は苦いものが好きなので平気である。個人によって評価が分かれる味であろう。
チキンの表面がパリパリ、中が柔らかジューシーなのも「いい仕事してますねえBY中島先生」である。

それを食べていると「ヌードル」が出てくる。
私は「山菜和風」Aさんは「ボローニャ」。
麺はきし麺に似ていたが手打ちの卵麺だそうで、おつゆがちょっと調味料効き過ぎかなあと思ったものの、全体的には悪くない。
とりあえず、食べた事が無い料理であった。

これでやれやれと思ったのだが、どうも何か食べたりない気がする。
メニューを眺めていたらボーイさんが「オーダーを…」と言ってきた。
まだ早いよ、僕ちゃん。

デザートが食べたくなったので店主を捕まえて分からん名前のデザートの正体を聞いてみる。私は、訳の分からんもの、謎なものを食べるのが好きなのだ。待ってる間のワクワク感がいい。

運ばれてきた「ハニーブリオッシュトースト」。
何の事は無い、トーストしたブリオッシュを横半分に切り、アイスクリームを挟んで練乳と蜂蜜をぶっ掛けたもの。+果物。

これは美味かった。一番美味かった。
デザートが一番美味かったと言うのは反則かもしれないが美味かったのだ
…トーストしたブリオッシュが。(これってデザート?)

支払いはAさんが持ってくれたので(高い財布を買わせた事に罪悪感を持っているらしい)お腹をさすりながら店を後にする。
飛び込みで入った店が当たりだったとは嬉しい限りである。

食後はライオン通りの「ながい珈琲店」に入ってダベる。
壁のメニュー表を見たらお気に入りの「ミントコーヒー」が無いので焦って「もうやってないんですか?」と聞いてしまう。「やってる」との答えにホッとし、それをオーダーしてボーっとしていた。

ここを利用するのは珈琲が美味いのと午後11時まで開いてるからである。
しばらくしてミントコーヒーとAさんのサントスが運ばれてきた。
ミントコーヒーとはコーヒーに生クリームを浮かべて上からミントを振り掛けるという、やはりそのまんまのネーミング物である。

しかしコーヒーの苦味とミントの爽やかさが同時に味わえて非常にGOODなのであります。

ここで飲みながら7月のテアトロンと8月の福岡と大阪について話し合う。(詳細は後日、別日の日記にて)
今から8月の週末がもう総て潰れたとは、頭が痛い。

時計を見ると、午後9時半。
彼女を駅まで送り、電車に乗ったのを確認してチャリでタラタラ家まで帰る。
古馬場の盛り場は夜なのに人通りがほとんど無かった。寂しいね。

家に帰ると珍しく午前様ではなかったのでヨカッタヨカッタ。

※日記風に綴ってみました(笑)ちょっとくどいな>自分。

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