人間究極の本能
2002年7月18日…とは己が生き残る事に尽きると思う。例え、どんな犠牲を払っても。
子どもを死なせる親がいる。
母性本能の欠落とか言われているが、元々人間にはそんなものは存在しないのではないのか。
人間(親)に慈しまれて育った者が、受けた愛情を自分の中で変換させたものを母性と呼ぶのではないのか。
そんな気がする。刷り込みにも似た連鎖状態。
だから逆に言えば虐待を受けて育った人間は、その受けた不条理さを自分の中で負に変換させて、また自分の子どもに同じ事をしてしまうのだろう。
内縁の夫と共犯で子どもを殺してしまう事なんて、無意識のうちに自分の命と子どもの命を天秤にかけた結果でしかない。
男に捨てられたら後が無い。生きていけない。
だから彼の顔色を窺う。彼の望むとおりにしてしまう。
関係ないが、子どもの頃に台風に直撃された事があった。
強風で家は軋み、揺れて怖かった。
2階に寝ていて轟音で目を覚ました私は、怖くて半泣きになりながら隣に居るはずの母を探した。
…彼女は居なかった。
泣きながら1階に降りると、自分だけ安全な所に逃げていたのだ。
責めた私に彼女が言った言葉。
「だって私、危ないと思ったから」
今でこそ笑い話になっているが、今でも私は思ってる。
あの時、母は私より自分の命を選んだんだなって。
私が人間には母性という本能は元々存在しないと信じるのはこういう体験があるからだ。
人間究極の本能。
やっぱりそれはどんな犠牲を払っても己が生き延びる事だと思う。
子どもを死なせる親がいる。
母性本能の欠落とか言われているが、元々人間にはそんなものは存在しないのではないのか。
人間(親)に慈しまれて育った者が、受けた愛情を自分の中で変換させたものを母性と呼ぶのではないのか。
そんな気がする。刷り込みにも似た連鎖状態。
だから逆に言えば虐待を受けて育った人間は、その受けた不条理さを自分の中で負に変換させて、また自分の子どもに同じ事をしてしまうのだろう。
内縁の夫と共犯で子どもを殺してしまう事なんて、無意識のうちに自分の命と子どもの命を天秤にかけた結果でしかない。
男に捨てられたら後が無い。生きていけない。
だから彼の顔色を窺う。彼の望むとおりにしてしまう。
関係ないが、子どもの頃に台風に直撃された事があった。
強風で家は軋み、揺れて怖かった。
2階に寝ていて轟音で目を覚ました私は、怖くて半泣きになりながら隣に居るはずの母を探した。
…彼女は居なかった。
泣きながら1階に降りると、自分だけ安全な所に逃げていたのだ。
責めた私に彼女が言った言葉。
「だって私、危ないと思ったから」
今でこそ笑い話になっているが、今でも私は思ってる。
あの時、母は私より自分の命を選んだんだなって。
私が人間には母性という本能は元々存在しないと信じるのはこういう体験があるからだ。
人間究極の本能。
やっぱりそれはどんな犠牲を払っても己が生き延びる事だと思う。
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