悲しみの遺伝子

2002年8月15日
空襲で自分の母親を亡くした母が生きてる限り、
そんな寂しそうな母親の横顔を見て育った私が生きてる限り、
B29に追いまくられた私の父親の記憶が彼の脳裏から消えない限り、
少なくとも私の家では戦争は終わってない。

戦争ってのはリアルタイムにドンパチやるだけの事を指すんじゃない。

悲しみの遺伝子ってないのかなあ?
積もり積もった悲しさが体中の細胞に刷り込まれてDNAの一端を形成していけばいいのに。

それが次世代に受け継がれて濃くなっていけば、本能的に戦争は無くなる…わけはないね。
夢物語を語ってしまった。ゴメン、書いててむなしいよ。

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