行って来たぞ、東京フラフラフラリ旅(寝台車中編・超長文)
2003年1月3日さて、無事に動き出したサンライズ瀬戸。
まもなく車掌さんが検札に来る事が分かっているので、個室のドアを全開にしてボーっと車窓を眺めていた。
……来た。ガーン……。
車掌さんには申し訳ないが、ちょびっとだけガッカリしてしまった。
今までのサンライズ車掌さんはいつも真っ白な制服を着て、なかなかダンディな方が多かったからだ。
なのに目の前に突如として現れた御方は、普通のJR四国の制服に(しかもちょっとヨレている)ヒゲの濃い普通のおじ様だった。
気を取り直して検札をしていただいたが、どうにも納得出来ん。
検札が終わったのでドアを閉め、寝る準備をする。
と言っても、枕を置いて布団を広げるだけ。
白状すると、恥ずかしながら私は前回の乗車時までどちらが頭か足か分からず、結果的に逆向きに寝ていたらしい。
「今回は間違えないぞ!」と自分に言い聞かせて寝る方向を確かめた。
よしよし。
寝巻に着替え、明日のカタログを読んだり確認事項を再読したりして列車が瀬戸大橋を渡るのを待つ。
サンライズに乗って瀬戸大橋からの眺めを堪能しないとは、料金の半分をドブに放ったようなもの…というのは少し言いすぎか。
坂出駅を過ぎるとまもなく大橋を渡る。
ああ、海は真っ暗だけど対岸や眼下の島の灯りがキレイだ。
本当は進行方向に向かって右側の方が工場やプラントがあって美しいと思うのだが、残念ながら今回は左側。
それでもやっぱり瀬戸内海は美しい。
ここに生まれて良かったといつも思う瞬間。
橋を渡りきると眠気に襲われ、いつの間にか眠ってしまう。
次に目を覚ましたのは……やっぱりあの連結の衝撃だった(笑)
寝ぼけていた私は、何事かと慌てて窓のブラインドを上げた。
そこで私が見たもの。
……ホーム一杯に溢れた人、人、人。
何でこんな時間に(午後10時過位)こんな一杯の人がホームに居るの!?
などと考えたが、よく考えれば寝巻姿の私。
しっかりホームの皆様にセクシー(…じゃない)寝巻姿を晒してしまう。
ああ、何やっとんじゃ、自分。
気を取り直して寝る。
寝る。
寝…られない。
寝ては覚め、覚めては寝るの繰り返し。
しまいにベッドから足だけ何度も落ちる。
こんな事、今まで一度も無かったのに。おかしい。
うつらうつらしていると午前6時。
顔を洗いに行くために起きる。着替える。
部屋の鏡を見たら、髪がもじゃもじゃのオバハンが映っていた。
寝台は洗面台にタオルを置くところが無いので、腰に挟んでちょっと間抜けなスタイルになってみる。
それに洗顔料と歯磨きセットを持って。
そして、いざ洗面台に行ったら女性の先客。
待っていたが、長い長い。いつまでたっても終わる気配が無い。
何やってんだろうなあ、と思ったら御丁寧に化粧までしていた。
……あのお。
あなた達だけの洗面台では無いんですが。
厚顔無恥ってこういう場面で使うのでしょうか?(笑)
憮然としてたら、2つあるうちの片方がやっと空いた。
やれやれと思い、歯磨きと洗顔、そして寝癖直しで髪を少々濡らす。
そして濡れてしまった洗面台の周りをタオルで拭いてそこを後にした。
思ったより時間を食ってしまったので化粧をとっととする。
部屋の鏡だって充分化粧ぐらいできるんだじょ。
あんまり塗りたくってもしょうがないので、そこそこにして朝食を取る。
おにぎりとアクエリアスという訳分からん組合わせ。
食べ終わると、部屋のドアを開ける。
部屋のブラインドも上げて、通過駅のホームに居る人を眺めてみる。
こんな朝早いのにたくさん人が居るなあ…と思ったが、都会ではこれでも少ない方かもしれない。
新橋、有楽町…
私が新幹線ではなく在来線で東京に行く事にこだわるのは、こういう日常生活の中で電車を使う人が見られるから。
新幹線を使うのは、どうも気が張って「今から旅行に旅立つぜ!」というオーラが出ている人ばかりなので、見てても今一つ面白みに欠ける。
ボーっとしているうちに列車は東京駅に到着し、私は一時的に「東京の人」となるべく車外に放り出されたのでありました。
寝台車内編はこれにておしまい。
長いんで読んでる人も疲れてきたかもしれん(笑)
ゴメンな。
まもなく車掌さんが検札に来る事が分かっているので、個室のドアを全開にしてボーっと車窓を眺めていた。
……来た。ガーン……。
車掌さんには申し訳ないが、ちょびっとだけガッカリしてしまった。
今までのサンライズ車掌さんはいつも真っ白な制服を着て、なかなかダンディな方が多かったからだ。
なのに目の前に突如として現れた御方は、普通のJR四国の制服に(しかもちょっとヨレている)ヒゲの濃い普通のおじ様だった。
気を取り直して検札をしていただいたが、どうにも納得出来ん。
検札が終わったのでドアを閉め、寝る準備をする。
と言っても、枕を置いて布団を広げるだけ。
白状すると、恥ずかしながら私は前回の乗車時までどちらが頭か足か分からず、結果的に逆向きに寝ていたらしい。
「今回は間違えないぞ!」と自分に言い聞かせて寝る方向を確かめた。
よしよし。
寝巻に着替え、明日のカタログを読んだり確認事項を再読したりして列車が瀬戸大橋を渡るのを待つ。
サンライズに乗って瀬戸大橋からの眺めを堪能しないとは、料金の半分をドブに放ったようなもの…というのは少し言いすぎか。
坂出駅を過ぎるとまもなく大橋を渡る。
ああ、海は真っ暗だけど対岸や眼下の島の灯りがキレイだ。
本当は進行方向に向かって右側の方が工場やプラントがあって美しいと思うのだが、残念ながら今回は左側。
それでもやっぱり瀬戸内海は美しい。
ここに生まれて良かったといつも思う瞬間。
橋を渡りきると眠気に襲われ、いつの間にか眠ってしまう。
次に目を覚ましたのは……やっぱりあの連結の衝撃だった(笑)
寝ぼけていた私は、何事かと慌てて窓のブラインドを上げた。
そこで私が見たもの。
……ホーム一杯に溢れた人、人、人。
何でこんな時間に(午後10時過位)こんな一杯の人がホームに居るの!?
などと考えたが、よく考えれば寝巻姿の私。
しっかりホームの皆様にセクシー(…じゃない)寝巻姿を晒してしまう。
ああ、何やっとんじゃ、自分。
気を取り直して寝る。
寝る。
寝…られない。
寝ては覚め、覚めては寝るの繰り返し。
しまいにベッドから足だけ何度も落ちる。
こんな事、今まで一度も無かったのに。おかしい。
うつらうつらしていると午前6時。
顔を洗いに行くために起きる。着替える。
部屋の鏡を見たら、髪がもじゃもじゃのオバハンが映っていた。
寝台は洗面台にタオルを置くところが無いので、腰に挟んでちょっと間抜けなスタイルになってみる。
それに洗顔料と歯磨きセットを持って。
そして、いざ洗面台に行ったら女性の先客。
待っていたが、長い長い。いつまでたっても終わる気配が無い。
何やってんだろうなあ、と思ったら御丁寧に化粧までしていた。
……あのお。
あなた達だけの洗面台では無いんですが。
厚顔無恥ってこういう場面で使うのでしょうか?(笑)
憮然としてたら、2つあるうちの片方がやっと空いた。
やれやれと思い、歯磨きと洗顔、そして寝癖直しで髪を少々濡らす。
そして濡れてしまった洗面台の周りをタオルで拭いてそこを後にした。
思ったより時間を食ってしまったので化粧をとっととする。
部屋の鏡だって充分化粧ぐらいできるんだじょ。
あんまり塗りたくってもしょうがないので、そこそこにして朝食を取る。
おにぎりとアクエリアスという訳分からん組合わせ。
食べ終わると、部屋のドアを開ける。
部屋のブラインドも上げて、通過駅のホームに居る人を眺めてみる。
こんな朝早いのにたくさん人が居るなあ…と思ったが、都会ではこれでも少ない方かもしれない。
新橋、有楽町…
私が新幹線ではなく在来線で東京に行く事にこだわるのは、こういう日常生活の中で電車を使う人が見られるから。
新幹線を使うのは、どうも気が張って「今から旅行に旅立つぜ!」というオーラが出ている人ばかりなので、見てても今一つ面白みに欠ける。
ボーっとしているうちに列車は東京駅に到着し、私は一時的に「東京の人」となるべく車外に放り出されたのでありました。
寝台車内編はこれにておしまい。
長いんで読んでる人も疲れてきたかもしれん(笑)
ゴメンな。
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