明けて翌日。
昨夜深夜2時まで起きていた私は、ゆっくり寝ようと目論んでいた。
だがやはり習性と言おうか、
いつもの起床時間(午前6時半)にパッチリと目を覚ましてしまう。

毎朝、目覚まし時計のセット無しに起きられるのは
良いことなんだか悪いことなんだか。
旅行に来たときぐらいよく寝ようと思っていた私は、
結局いつもの寝不足野郎になってしまっていた。

顔も浮腫んでしまって、何だか妖怪オババのようである。
寝不足時の顔は、我ながら気持ち悪い。

朝食を取って部屋に帰り、最後のテレビ観賞と新聞読みに勤しむ。
気が付いたらチェックアウト寸前だった。
慌てて荷物をまとめ、階下へ降りる。

しかしエレベーターの中で、
チェックアウトタイム午前10時を迎えてしまった。
…時間は守りましょう。トホホ。

チェックアウトした私は荷物を宅配で送るべきか迷った。
以前、母親に受け取ってもらった時に
イヤな顔をされたのを思い出し、自力で持って帰る事を決意する。

しかしこの時の私は、まだ自分が
今回の旅行最大のミスを犯した事に気がついていなかった。
 
 
 
 

コメント