お好きな方には申し訳ないが、私はキムチが苦手である。

今日の昼休み、上司が意気揚揚と出先から帰ってきたのだが、
彼がデスクの上に取り出したのはお弁当と…キムチ。
「一緒に食べよう」と誘われたが(誘うなよ)丁重にお断りした。

それから昼御飯タイムになったのだが…不幸な事に
あの匂いが部屋中に充満して息苦しくなってきた。
(しかも今の季節、暖房ガンガンだし)

でも「食べるのやめてください」とは絶対言えんしなあ。
上司にもキムチを食べる権利はあるし。

午後になってホッとしたのもつかの間、その上司が
「打合わせをしよう」と傍に寄ってきた。
「ぎゃああ」と思ったが、まさか逃げるわけにはいかない。
…思ったとおり、キムチ臭い。

打合せをしながら早く終わって欲しい私は
「ああ」や「そうですね」など、とりあえず相槌を打ちまくった。

結果、内容がイマイチ理解できず後で聞き返す事になってしまったのだが、
その時の私は一刻も早くキムチから逃れたかったのである。

時間にして10分ほどだったような気がするが、
私にとっては1時間にも値する長さだった。

好きなら好きでいい。
でも、でもなあ、自分が好きだからといって
他人が好きとは限らないという事を心に留めておいて欲しいんだじょ。

今日一日(今も)体からキムチの匂いがしてるような気がして仕方がない。
匂いの記憶ってのもあるんだなあ。 

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