月末月初は残業で全然更新出来ずに申し訳ないっす。どすこい。

ところで今回泊まったホテルは「南海サウスタワーホテル」。
なんば駅の真上にある高層ホテル。
バスでホテルの摩訶不思議な5階に着いた私は早速フロントを探した。
見渡す限りベルも居ないので、荷物を持って熊のようにウロウロしてしまう。

うーんと思っているとエスカレーターが目に付いた。
どうやらフロントはもう1階上らしい。
フロントにたどり着いた私は、
予めチェックイン時間前に来る事を連絡していた旨を告げ、
荷物を預かってもらうように頼んだ。

近づいてきたベルは女性。しかも私よりかなり華奢な女の子である。
華やかでいいと思うのだが、一方で自分よりか弱い女性に
荷物を持たせていいのだろうかとも思ってしまう。
(仕事だから持って当たり前だと言うのは正論だが、
それだけでは割り切れんものがある)

それから一旦外に出かけて、また戻って来たのだが、
フロントで正式にチェックインをしようとしたら「結構です」と。
荷物を預かってもらう時に名前住所を書いたのだがそれで済んだらしい。

…再確認はいいのだろうか。
実を言うと、今回私は「レディースプラン」というものを
初めて使ってみたのだが、それには一言も触れず
あっという間にフロントがベルを呼んで荷物と鍵を運んで行ってしまい、
私はただオタオタと彼女の後を付いて行くしかなかったのである。

それからエレベーターに乗った。
我ながらアホだとは思うが、私はどうしても
このホテルの構造が今一つ理解出来なかった。
奇妙な位置のエレベーター。

到底文章では説明できそうに無いので省略するが、
最後まで遠回りをしてフロントに行った私は単なる方向音痴だろうか。
それに外部からフロントを通らずにそのまま部屋に行けるのも変だよ。

さて部屋に荷物を入れてもらった私。
ベルのお嬢さんが部屋の説明をしてくれる。
あいにくの雨だったが、はるか正面に梅田の高層ビル群が見え、
右手側には京橋のビル群が見えた。
左手側には大阪ドームが見える。
眼下には御堂筋。28階だったが、展望は申し分なかった。

…で、最後まで説明をしてベルの彼女は
私が「レディースプラン」だという事に気が付いたらしい。
フロントからチケットは貰ったかと聞くので貰ってないと答える。

すると彼女はあわてて「持ってきます!」と去っていった。
次に来た時、彼女は後ろに新人さんらしき女の子を従えていた。
チケットごときで「なんでだろう〜♪なんでだろう〜♪」
(全然関係ないがテツ&トモのジャージは10万円もするってホント?)

部屋は久々のツイン。
やっぱり広いっていいなー。いつも手狭のシングルなので嬉しい。
早速、部屋の中をゴソゴソ探検する。
ミニバー付き。
コーヒー、ジュース400円。「高ーい!」と母親と笑った。

ルームサービスがあるのでメニュー表を見てみる。
鍋焼きうどんに1000円以上の値が付いているのを見ると
今度は笑えなかった。

私は写真入りメニュー表やミニバーのちっちゃなウィスキーボトル、
鏡台の引出しに入っているホテルの案内冊子を眺めるのが大好きなので、
大抵それで時間が潰せてしまう。

今回もずっと眺めていたら母に「よく飽きないわね」と言われた。
テレビを見ていた彼女は私が話し相手にならないのが不満だったらしい。

洗面所は白を基調にして照明も明るく広い。
私は背が高いので、何より天井が高いのが嬉しかった。
トイレはもちろんウォッシュレット。…しかし乾燥機能なし。ガックリ。
どこまでも乾燥機能にこだわる私であった。(気持ちいいよ?)

壁のタイルをよく見ると、タイルにホテルのマークが入っている。
芸が細かいのう、と思ってアメニティを見てたら妙な事に気がついた。
シャワーキャップや衛生用品(綿棒セットなど)が一つしかない。

…共有しろってことですかい?
いつも旅行にはマイキャップ持参だが、たまたまその時は無かったのだ。
フロントに言おうかと思ったが、結局親子だから共有してしまう。
ひょっとして親子だから?と勘繰ってみたりもする。

アメニティは歯ブラシやブラシの他、基礎化粧品も置いてある。
あとブルガリのアメニティもあったが、これはプラン特典。

ある程度見て終わると、ソファにゴロリ。
見ると部屋の片隅に黒いものが置いてある。
何じゃ、と思ったら加湿器だった。
私は自分で頼んだ事をスッカリ忘れ去っていた。ボケ。

加湿器のスイッチを入れると窓ガラスが曇った。
曇ると外が見えなくなる。
外は見たい、部屋の乾燥は嫌、な私たちは、
意地になって窓ガラスを手で拭いて外を見ていた。

夕飯を外で食べてホテルに帰り、フロントでキーを受け取ろうとする。
フロント前には「何でこんなに」と言うほどベルが居て、
フロントのカウンターに近づく事無く彼らにつかまる。(笑)

風呂に入ろうとして「石鹸、石鹸…」と探したらジェルが置いてあった。
バスタブに入れ、上からお湯を入れると泡がブクブクして
マリリンモンローになれる「アレ」である。

バスタブに入って足を伸ばせるので使おうかな、と思ったが
泡だらけでウォーウォー言っても似合わないのでやめた。
シャンプー、リンスも小さなボトル入り。
ゴミが出て勿体無いよー、タンクにしてよー。

シャワーは水流の種類が二段階に調節できる優れもの。
排水もよかったし、換気もよくてグーだった。

風呂から出るとバスローブを着てみた。
バスではマリリンになれなかったので、
せめてと思って着てみたがやっぱり似合わない。
鏡の前で吹き出してしまう。

浴衣に着替えて寝る。
その前に使い終わったタオル類を空のバスタブに入れておいた。
使った分だけ交換すればいい、あとは次回に使うという事である。

翌日、朝食は10階の和食の店に行く。
店の入口に立つとセンサーでも付いているのかスッと店員が出てくる。
定食はお粥と御飯が選べる。出てきた定食はやっぱり超豪華だった。
しかも御飯を選んだらミニ御ひつ付き。
色々美味しかったが、鮭が個人的に一番印象に残ったようだ。

隣のテーブルを見ると、朝から酒盛りの最中だった。
…女の子二人に野郎一人。
しかも野郎が飲んでいる酒の講釈を女の子にたれているという
およそ最悪のパターンだった。

しかし、さり気なくお茶のお代わりを持ってきてくれたりして
店自体は良かったよ。
でもでもでも!!!!ある一人の店員さん。
やる気が無いのか、ダラダラしてちょっと出ている椅子の脚を
足で蹴飛ばすのはやめよーよー(笑)しかも和服で。

誰も見ていないと思っても、結構誰か見ているもんなんだよ。
人間の目は見たいものだけ見るなんて都合良いようには出来てないんだ。

朝食を終えると部屋に引き上げる。
チェックアウトは午後2時。(これもプラン特典)
母はテレビを見、私は朝刊(旅行に行くとその土地の記事が楽しみ)を
読んでいたが、しばらくして母が「ケーキセット食べよう」と言ってきた。

プラン特典としてホテル5階にあるウェッジウッドティールームで
ケーキセットが食べられる。
オープンは午前10時なので、それを待って出かけてみた。

以前梅田のヒルトンにあるウェッジウッドには行った事があるが
ここは初めてだった。
メニューを見ていると店員さんがオーダーを取りに来る。
母がいきなり「紅茶下さい」と言ったのでビビってしまう。オイオイ。

私はアールグレイとモンブランを頼んだが美味い。
ケーキに酒がきいて大人の味。栗が大好きな私はウマウマ言って食べた。
アールグレイは最後濃くなってしまい。にが。
頼めばお湯を足してくれるはずなのだが、
面倒くさいのとチケットで食ってるという事から何も言わなかった。

あと、特典は足のマッサージ15分というのがあったが、
使わんかったので省略する。

総評すると中の上、上の下といったところかな。
残念だが「いいな」とは思うが「ここがいい!」と言う程ではないのら。

何故だろうと思ったら、印象に残らないのだ。
これを書くために必死に思い出そうとしたが、
既にあまり覚えていなかった。
記憶を呼び起こすのに苦労した。

何か一つ「これ!」と言うものがあれば、また違うのかもしれない。
リピーターになるかと聞かれたら、うーんと首を傾げてしまうだろう。
今度外資系になるそうだが、どう変わるか楽しみである。

ちなみに今回レディースプランを使って二人で33,600円(税サービス込)。
休前日だから少し高かったであります。

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