バグダッドが陥落したらしいが、最近のテレビを観ていると
「決死の取材!」だの「戦渦の中で取材したジャーナリスト
生出演!」だのよく見かけるのだが。

命懸けで取材して帰って来た(もしくは取材中)というのは
分かるのだが、ハッキリ言ってそこに何の意味があるのだろう。

視聴者に現状を見せるため?
戦争の悲惨さを見せるため?

そんな思いまでして取材してくれたとしても、見る方は
御飯を食べながら、または電話でもしながら片手間に
「へえ」としか観ていないと思うんだ。
平和ボケした日本人だからね。

当事者が命を懸けて必死になるほど視聴者は深く物事を捉えてない。
あえて言うなら台風の最中に波が打ち寄せる海岸で
台風中継をするのとよく似ている。

死ぬな。
死んだら「可哀想ねえ」と半ば笑い者になってしまうのがオチだ。
命懸けの映像よりも、あなたが無事に生きて帰って来る方が
いいに決まっている。
 
 
 
 
 
 
 

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