奴らに溺れてみる

「溺れてみる」
私は床に正座をしたまま、ソファに座っている彼女を見上げた。

「そう、好きにすれば？」
彼女は言いつつ、わざを大きな音を立てながら新聞を畳む。
その音に負けぬように声を張り上げて威嚇するのも、
もう見慣れた光景だ。

反対する理由が無いのは、お互い分かりきっていた。
10代や20代の小娘じゃ有るまいし、いい年をした大人が
フラリ旅行に出たとて、それを咎める口実すら
今の彼女には思いつかない筈だ。

「行くな」
感情が現実を拒絶する。
……ただ、それだけのことだった。

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別に書きかけの話ではなく、とりあえずウチの家で
今朝起こった事を書いてみたんですが。（笑）

いえね、CA大阪ライブから帰ってきて早々、知人から
「福岡の最終日チケットあるから行こうよー」とお誘いがあったんです。
それで母親にお伺いを立ててみたら↑のような展開になったんで。

「溺れてみる」は「こうなったら行ける所まで行ってやろう」
という開き直りから出た言葉ですね。
自分としては「ワキ目もふらずにのめり込む」感じで
好きな言葉の一つなのですが。

私の信条として
「今やりたい事は今やらないと意味が無い」
というのがあったりします。

という訳で、頑張って週末福岡に行ってきます。
マリンメッセ、待ってろよ。