メンタイコに死す(博多ぶらぶら2・博多で遭難?)
2003年5月21日やっとこさ「のぞみ1号」は博多駅に到着した。
…ああ、これで血塗れ話から逃れられる…と思って
ふと隣を見ると既に二人の姿が無い。
何という素早さ。
何から何まで彼女達にやられ放しの私は、ちょっと悔しかった。
しかし居ない相手に闘志を燃やしても、今更どうなるものでもない。
駅に降りると地下鉄を探した。
博多の駅は日本語、英語、ハングルで行き先が明示されている。
今でこそ多数の駅で見られ珍しくないが、初めて博多駅へ降り立った時は
新鮮でおのぼりさんのようにじっと見ていたことを思い出す。
地下鉄の表示を見つけ、ホームに向かう。
券売機でFカード(スルット関西、パスネットと同じようなもの)を
買おうとして財布を見た私は仰天した。
…万札しか入っていない!何てこったい。
売店で何か買って崩そうと思った私だが、買うものを思いつかない。
そもそも要らない物を買ってまでお金を崩す必要があるのか?などと
思考的にも混乱してきた頃、目の前にオジサンがスっと現れ
万札を機械に入れた。
…そう、都会の機械は万札使えるんですね。
うちの田舎じゃ窓口で両替なのによぅ。チェッ。
しかし今回の旅ではオジサンに助けられまくりである。
感謝感謝。
ところで、博多の地下鉄は派手です。(キッパリ)
いわゆる他の都市で見られる「無難なデザイン」とは違う。
効果的な赤の配色と地の模様と……。
あれをデザインした人、それを採用した人、
その車両が走っても違和感が無い街を作った人。
デザインしたのは若者だとしても、主導権を握っていたのは
多分、お偉方のオジサン達だと思うのだが。
いや、いい仕事ですな。
んで、中州川端で降りる。
今回お世話になるホテルは「ぞん・たあく」という妙な名前のホテル。
実は今回、隣のサンパレスでもアルフィさんがライブだったために
天神のホテルが軒並み満室だったのである。
地下鉄の駅から地上に出た私はホテルを探した。
持っているのはHPの地図をプリントアウトしたもの。
駅を出て「さあ地図を見ましょう」と思ったが、
地図の東西南北は分かっても、実際の東西南北が分からない。
ちなみに私は「地図を読めない女」ではない(笑)
地図ぐらいは読める。(何か違うって?)
思うのだが、HPの地図って大体が簡素化され過ぎてる気がする。
たまに地元の地図を見たりするが、一見さんではたどり着けんと思う。
予備知識としてホテルの地理は
1.駅から歩いて10分強
2.駅より北側にある
とりあえず北がどちらか分からないので、川を見てみた。
(だって降りたのは「中洲川端」)
流れと川の形態で河口方向が分かる。
博多は海が北側にあるので、おおよその東西南北がこれで分かる。
北が分かり、歩く歩く歩く。
しかし歩いてても地図に載っている目印達が見つからない…。
仕方なく町名と交差点の地名を見ながら歩く。
間違い?と思った頃、目印の一つコンビニが見えた。
セブンイレブンを見てこんなに嬉しかったのは、かつて無かった。
しかし、何も買わなかった。
個人的にはファミリーマートの方が好きだったからだ。
ここまで来れば、もうこっちのもの!と思いながら歩く。
急に荷物も軽く思えるから不思議だね。
ここからは横道に入らねばならないのでキョロキョロしながら歩く。
その時の私の格好は、白いコートに白い帽子を目深にかぶり
アヤシイ女そのものだった。
道理ですれ違う人が見ていくわけである。
歩いていると、真新しいメンタイコ屋さんが目に付いた。
こんな所にメンタイコ、ふーんと思っていたら「あった」。
ホテルはそのメンタイコ屋さんの並びだった。
ホテルに入ると先客がいて待たされる。
どうやらフロントの人は一人しか居ないらしく、
ボーっとしていると「お待たせしました」と声が掛かった。
えらく恐縮していたが、私はそういう事は気にしないので
(一人しか居ないのなら、それはそれでしょうがない)
ニッコリ微笑んで荷物を預かってくださいと頼んだ。
そうしたら「チェックイン出来ます」とのこと。
早速部屋に入らせてもらった。
…ホテルの詳細はまたいつも通り別記します。多分。
荷物を置くと途端に携帯が鳴る。
どっかに監視カメラ付いてんじゃ…と勘繰った私は映画の見すぎ。
休む暇も無く、待合せの天神に向かうためにホテルを出た私であった。
(続く)
…ああ、これで血塗れ話から逃れられる…と思って
ふと隣を見ると既に二人の姿が無い。
何という素早さ。
何から何まで彼女達にやられ放しの私は、ちょっと悔しかった。
しかし居ない相手に闘志を燃やしても、今更どうなるものでもない。
駅に降りると地下鉄を探した。
博多の駅は日本語、英語、ハングルで行き先が明示されている。
今でこそ多数の駅で見られ珍しくないが、初めて博多駅へ降り立った時は
新鮮でおのぼりさんのようにじっと見ていたことを思い出す。
地下鉄の表示を見つけ、ホームに向かう。
券売機でFカード(スルット関西、パスネットと同じようなもの)を
買おうとして財布を見た私は仰天した。
…万札しか入っていない!何てこったい。
売店で何か買って崩そうと思った私だが、買うものを思いつかない。
そもそも要らない物を買ってまでお金を崩す必要があるのか?などと
思考的にも混乱してきた頃、目の前にオジサンがスっと現れ
万札を機械に入れた。
…そう、都会の機械は万札使えるんですね。
うちの田舎じゃ窓口で両替なのによぅ。チェッ。
しかし今回の旅ではオジサンに助けられまくりである。
感謝感謝。
ところで、博多の地下鉄は派手です。(キッパリ)
いわゆる他の都市で見られる「無難なデザイン」とは違う。
効果的な赤の配色と地の模様と……。
あれをデザインした人、それを採用した人、
その車両が走っても違和感が無い街を作った人。
デザインしたのは若者だとしても、主導権を握っていたのは
多分、お偉方のオジサン達だと思うのだが。
いや、いい仕事ですな。
んで、中州川端で降りる。
今回お世話になるホテルは「ぞん・たあく」という妙な名前のホテル。
実は今回、隣のサンパレスでもアルフィさんがライブだったために
天神のホテルが軒並み満室だったのである。
地下鉄の駅から地上に出た私はホテルを探した。
持っているのはHPの地図をプリントアウトしたもの。
駅を出て「さあ地図を見ましょう」と思ったが、
地図の東西南北は分かっても、実際の東西南北が分からない。
ちなみに私は「地図を読めない女」ではない(笑)
地図ぐらいは読める。(何か違うって?)
思うのだが、HPの地図って大体が簡素化され過ぎてる気がする。
たまに地元の地図を見たりするが、一見さんではたどり着けんと思う。
予備知識としてホテルの地理は
1.駅から歩いて10分強
2.駅より北側にある
とりあえず北がどちらか分からないので、川を見てみた。
(だって降りたのは「中洲川端」)
流れと川の形態で河口方向が分かる。
博多は海が北側にあるので、おおよその東西南北がこれで分かる。
北が分かり、歩く歩く歩く。
しかし歩いてても地図に載っている目印達が見つからない…。
仕方なく町名と交差点の地名を見ながら歩く。
間違い?と思った頃、目印の一つコンビニが見えた。
セブンイレブンを見てこんなに嬉しかったのは、かつて無かった。
しかし、何も買わなかった。
個人的にはファミリーマートの方が好きだったからだ。
ここまで来れば、もうこっちのもの!と思いながら歩く。
急に荷物も軽く思えるから不思議だね。
ここからは横道に入らねばならないのでキョロキョロしながら歩く。
その時の私の格好は、白いコートに白い帽子を目深にかぶり
アヤシイ女そのものだった。
道理ですれ違う人が見ていくわけである。
歩いていると、真新しいメンタイコ屋さんが目に付いた。
こんな所にメンタイコ、ふーんと思っていたら「あった」。
ホテルはそのメンタイコ屋さんの並びだった。
ホテルに入ると先客がいて待たされる。
どうやらフロントの人は一人しか居ないらしく、
ボーっとしていると「お待たせしました」と声が掛かった。
えらく恐縮していたが、私はそういう事は気にしないので
(一人しか居ないのなら、それはそれでしょうがない)
ニッコリ微笑んで荷物を預かってくださいと頼んだ。
そうしたら「チェックイン出来ます」とのこと。
早速部屋に入らせてもらった。
…ホテルの詳細はまたいつも通り別記します。多分。
荷物を置くと途端に携帯が鳴る。
どっかに監視カメラ付いてんじゃ…と勘繰った私は映画の見すぎ。
休む暇も無く、待合せの天神に向かうためにホテルを出た私であった。
(続く)
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