知人との待ち合せはソラリアホテルの1階ロビー。

ところで、今回会うにあたって改めて気がついたのは、
私と知人は何年も何年も何年も手紙のやり取りをしているのに
一度も会ったことが無いという事だった。
それどころか、電話をして声を聞いたことも無い。

今回の打合せもすべてメールを駆使したという
お互いに…何と言おうか、あまり人付き合いが得意ではない者同士
だったんだな。

容姿や服装だけでは心もとないので、強制的に会えるようにする為
目印を勝手に決めた。
目印はあのハデなLOFTの袋。

福岡には確かLOFT無かったよなー(ホンマですか?)
  ↓
同じ袋を持ってる人間は居ないよなー(ホンマ…かな?)
  ↓
袋だからコンサートグッズも入れられて一石二鳥だよなー
(これはホント)

…安易だ。
親に言ったら「そういう時はハンカチを握り締めて
目印にするもんよ」だと。
なんちゅう古風な人間ですか、あなたは。

少し早く来てロビーの椅子に座った。
早速LOFTの袋を取り出したが、場の雰囲気に合わない。
少しだけ後悔する。
ホテルマンがチラチラ見るのがやり切れなかった。

しかし待ち時間ってドキドキするなー。
こんなに緊張した待ち合わせは久しぶり。
初デートでもこんなに緊張はしなかったよ(笑)

そうこうしているうちに一人の女性が近づいてきた。
ごく普通の年上のおねいさん。
そういえば手紙をやり取りしているのに年齢すら
聞いたことが無かった。
同じ趣味で付き合うのに年齢は関係ないよな。

日本人ならではの
「名乗りつつ、何回も小刻みにお辞儀」して挨拶する。
端から見ててみみっちいと思うが、
いざ当事者になるとやってしまうのだ。
これが刷込みというものですか?

お昼ご飯は私のリクエストで「ピエトロ」。
メニューはたくさんあるが、応用の利くメニュー。
早く出来て客も店もいい。んで、カルボナーラを頼む。
味は…まあまあ。こんなもんかなという可も不可もなく。

ただ一つ、パスタのゆで汁でソースが薄まった事に
オイオイと思っただけであった。

次はまた私のリクエストでNTT裏のアフタヌーンカフェに行く。
(おねいさんはココへ行きたい!という意思は特に無いらしい)

あろうことか、道を一本間違う。
おねいさんは「大丈夫ですよ」と言いつつ、疲れている。
ああ、ごめんなさい。ごめんなさい。
一応下調べはしてきたのに。本当にデートする時と同じ心境だ。
男の子の気持ちがよく分かるよ…。
一生懸命準備して彼女怒らせちゃったら、もう泣くしかないもんな。

幸い、店は見つかりエレベーターで4階へ。
エレベーターを降りるともうそこは店、という
逃げられない造りになっている(笑)

席につくとオーダーした。
お腹一杯のはずなのに、1000円のケーキセットを頼む。
かぼちゃのケーキ、スコーン、キャラメルティ。
旅に来ると「せっかくだから」という思いが強くなる。
要らない物まで買ってしまう、食べてしまう、飲んでしまう。

前にも書いた気がするが、福岡って女性が一人で
喫茶店やレストランに入っているところをよく見る。
一人や二人ではなくたくさん。
一人で買い物に来て、お茶して楽しんでるのだろう。
土地柄かなー…高松ではあまり見ない光景なんだけども。

そこで1時間半も喋り倒し
おねいさんのホテルのチェックインまで時間を潰した。
地下鉄に乗って途中で分かれる。
乗換えを間違えそうになっていたので慌てて教えた。

先にチケットを貰ったので
ホテルで休憩し再び会場で会うことにする。
 
 
 
 
 

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