ホテル「ぞん・たあく」からマリンメッセまで徒歩で行ける。
…というか泊まることになって、地図で調べてから
初めてその事実に気が付いたのだ。
しかし道が分からない。

じゃーん。こういう時に役立つのが持参していたバイオUである。
部屋には「インターネットご利用の方はフロントまで」と
案内があったような気がするが、こちとらAir−Hである。
そんな事関係なーし!であった。

道を調べる。
さすがにプリンターは持参してないので画面に表示されたものを覚える。
(その前にフロントで聞いた方が早いという意見は却下である)

部屋でウロウロしていたらおねいさんからメールが来た。
もう会場に着いたらしい。
慌てた私は「まだ歩いてます、会場には着いてません」と
蕎麦屋の出前のようなメールを返信してしまった。

ダッシュでホテルを出る。
目印の角を曲がると…うじゃうじゃお仲間が歩いていた。
がーん。これなら別に地図で調べなくてもよかったのに。
この人たちの後を付いて行けば万事OKなのだ。

しかしゆっくりついていくと、さっきのメールが本当に
嘘になってしまうので(いや嘘なんだけどさ)競歩のように追い抜く。

見えた!と思ったら、慌てるな。それはサンパレス。
その奥がマリンメッセである。
サンパレスの横に回り込むと
アルフィーさんのツアートラックが止まっていたのでしばし眺めた。
格好いいです。みんな記念撮影してます。

会場に着くと入るための列が出来ていた。最後尾に並ぶ。
2列で並ぶため、隣に知らないお嬢さんがやって来た。

並んでると色んなライブ関係のチラシ(フライヤーっていうのかな)を
人が配りにくるのだが、その人たちは私と彼女を友人だと思うらしく、
彼女に2枚手渡して後ろへ流れていく。
困ってる彼女が気の毒だったが、要らない物は要らないし…ごめんね。

ダフ屋も元気である。
逃げも隠れもしないダフ屋を見るのは大阪、福岡ぐらいか。
その中でも大阪より福岡のダフ屋の方が大手を振って歩いている。
取り締まれよ、警察。

やっと建物の中へ。
途中でふくよかなオバ様方の来襲を受けて
横入りされそうになったが、何とか阻止する。
前のお兄さんも死守していた。妙な連帯感。

オバ様で思い出したが、福岡はやっぱりCAの出身地だけあって
年齢層が高い。
娘の付き添い?と思ったら違うなんてのはザラだし、
別に年を喰ってようが何だろうが違和感は無い。
そういうコンサートなんである。

会場に入る時に必ず受けるもの。
…恒例のカメラチェーック!!
のはずだが、ほとんどされた事が無い。
いつもかばんを開けて待っているというのに。
そのためにかばんの中もちゃんと整理しているというのに。

あまり明け透けにしてるとダメなんだろうか。
男をあからさまに追っかけると、相手は逃げるのに似ているようだ。

中へ入ると自分の位置を確認する。
今回の席はアリーナ19列目。
聞いた話によると最前列チケットに6桁の値が付いたらしいが
誰が買うのか。金持ちニッポン。

席につくと隣は既に来ていたおねいさん。
始まるまでやっぱりCAの話で盛り上がった。
同じ趣味っていうのはいいねー。
ライブ前に会場に流れる音楽(何て言うのかなあ、あれ)は
会場によって違うのか? 今回はビートルズのカバーだった。

しかしステージが近い。
自分で取ったチケットはいつもスタンドばっかりで情けなかったが
こんな前に(しかも中央寄り)に来ることが出来た。
ありがとう、おねいさん。

でもなあ…一つ心配なのは私、背が高いんですわ。
アリーナって平面なんですわ。
…分かるでしょう? 
後ろに背の低い人が来ると「見えない」らしいのだ。

昔、少しだけ踵のある靴を履いていって後ろの人に
「ちょっと、あなた見えないんだけど!」と怒られたことがある。
これってある程度不可抗力だと思うのだが、すごすごと
靴を脱いだ記憶があるんだな。
(でも脱いでもほとんど変わらんのだが)

それ以来、アリーナにはスニーカー以外で足を踏み入れていない。

待っていると開演時間を過ぎてしまった。
実はCAのコンサートは時間通りに始まったためしがない。
他のアーティストもそれと同じに考えていて
時間通りに始まって慌てたことがある。

やっと開演のチャイムが鳴り
(何で学校のようなチャイムなんだろう。柴田センセー、宮崎センセーですか?)
オープニングフィルムが始まる…。

で、コンサートの中身は他のCAファンサイトをどうぞ。(笑)
検索次第であなたのお好みのサイトにきっと出会えるでしょう。

コンサートはのべ3時間。
だが最初と最後に映画が入る事から実質2時間半あるかないかだと思う。
3時間ぶっ飛ばすには疲れてきたのかなあ、二人とも。

行って思ったのは、やっぱり最終日は違う。
最終日に行くのは、途中3回ぐらいライブに行くのと同等のような気がする。
個人的には最終日でその前の3回(高松・大阪)がすべて吹き飛んだ。
ラストに舞った銀の紙ふぶきがキレイだったなー。

コンサート後、おねいさんをタクシーに乗せてから再びホテルまで歩く。
誰も居ないから歌う。意味無く走る。ニヤニヤする。
ハッキリ言ってアホだ。でもたまにはアホでいい。

ホテルに帰っても興奮して落ち着かないので、相方に電話してみる。
延々話し続け、気が付いたら午前1時を回っていた。
仕事で疲れてる奴に何という仕打ち。すまん。

しかし彼女は笑いながら
「アンタが電話してくるなんて珍しいやん」と言ってくれた。
本当になあ。コイツには絶対土産を買って帰ろうとその時決意する。

風呂に入って寝ようとしたが、寝られん。
興奮状態が収まらない。
ちなみにこの興奮状態は2、3日続きました。ハイ。
 
 
 
 
  

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