お姉さん、仕事で疲れてんだよ。
2003年12月25日会社帰りの電車で座れんかった。
疲れていて何か腹が立ったので、
ドアの傍に立っていた。
ふと横の座席を見ると、子どもが座って
一心不乱に本を読んでいる。
そのうち「ドサッ」と音がして、彼は荷物を
床にばら撒いてしまった。
あーあ。
お姉さん、仕事で疲れてんだよ。
あわてながら荷物を拾う彼を手伝った。
彼は私を見て「すみません」を連発している。
お愛想の一つでも言えばいいものを、
私は何も言い返せんかった。
だって疲れて、頭が朦朧としてたんだもん。
私は黙ってると「怒ってる?」と
よく聞かれるのだが
多分彼もそう思ったのだろう。
怯えたように何度も「すみません」と言っている。
ごめんな。
お姉ちゃん、ホンマに疲れとってん。
君の荷物拾ってから、立ち上がるのも
しんどかったよ。
それからも座席には座れんかったけど
私は彼の荷物を拾うために立っていたのだと
思うことにした。
疲れていて何か腹が立ったので、
ドアの傍に立っていた。
ふと横の座席を見ると、子どもが座って
一心不乱に本を読んでいる。
そのうち「ドサッ」と音がして、彼は荷物を
床にばら撒いてしまった。
あーあ。
お姉さん、仕事で疲れてんだよ。
あわてながら荷物を拾う彼を手伝った。
彼は私を見て「すみません」を連発している。
お愛想の一つでも言えばいいものを、
私は何も言い返せんかった。
だって疲れて、頭が朦朧としてたんだもん。
私は黙ってると「怒ってる?」と
よく聞かれるのだが
多分彼もそう思ったのだろう。
怯えたように何度も「すみません」と言っている。
ごめんな。
お姉ちゃん、ホンマに疲れとってん。
君の荷物拾ってから、立ち上がるのも
しんどかったよ。
それからも座席には座れんかったけど
私は彼の荷物を拾うために立っていたのだと
思うことにした。
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