高松駅のみどりの窓口にはスーパーおばちゃんがいる。
彼女の存在を知ったのは、多分、どっかのHPで
「すげー人がいる」という書き込みを見かけたからだと思うのだが。

購入者のどんな発券希望にも的確に応え、
鉄道マニアの挑戦的な小難しい要求だろうと、
素人の訳わからん要求だろうとスマートに対応するという
おばちゃんなのである。
私は鉄道好きに毛が生えた程度なのでよく分からないが
とりあえず行ってみた。

「この席の隣の指定券下さい」
…私がぬぼーっと友人の切符を差し出して言った言葉。
それでもちゃんと切符は「ハイ」と私の手に渡された。

■「ひかり〇号のグリーン車の1階席部分がいいんですが」
(もう今はひかりの2階建ては無いと思うのだが、
2階建ての1階部分は普通指定席でグリーン車と同じ仕様なのに安い!
と、お気に入りだった)
■「やまびこ〇号の2階建てのところ下さい」
(後にも先にも一回だけ仙台に行った時のこと)

…こうやって書いていると、彼女より変な要求をする私の方が
別の意味ですごいのではないかと思えてきた。
で、彼女の仕事は速い。
高松駅のみどりの窓口はいつも列が出来ているので、
鼻タレ若造では、列ができるスピードに処理が追いつかないみたいだ。

先日も10月のイベントの切符を買いに久々に高松駅に行った。
彼女の姿を見つけて「当たるといいなー」と思っていたのだが外れた。
残念。
仕方なくおじさんに、レールスターの希望指定席を伝え、
「阪神往復フリー切符で」と言って切符を作ってもらった。

のぞみはあまり好きじゃない。
流行の先端で「どうだ」と気取っているイケメンのようだ。
どうしてものぞみなら700系より500系を選ぶ。
700系ってシートクッションがあまりよくない気がしてならない。
気取った男が「さあ、ボクの膝にお乗り」と言ってくれてもヤ。
(何か例えが変だね)

ぼーっとおじさんの手元を見ていると、マルスのタッチパネルを
太い指で器用にトントン叩いていく。
前のようにパタパタとページを捲りながら、
ガチャンガチャンと棒を刺していく方がワイルドでいいなと思う。
何事も進化すればいいってもんじゃないというのがよく分かります。
いえ、単なるノスタルジーかもしれませんが。

ええっと、おばちゃんはちょっと痩せ型で面長の顔をしています。
彼女を負かす方を随時募集しています(笑)
 
 
 
 
 
 
 

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