執事喫茶はごくフツーの喫茶店でした。
ただひとつ、男性がうじゃうじゃいて入店すると一斉に
「お帰りなさいませ、お嬢さま!!」と声が飛んでくるぐらい。
(これはフツーなのか?)
おひざに蝶の模様の布をかけてもらってメニューの説明。
GWはシェークスピアの生誕なんちゃらと称して
メニューの選択幅が少ない。忙しいからでしょう。
「お決まりになれば呼び鈴を鳴らしてお呼びください」とのこと。
プラチナというメニューを選び、いざ呼ぼうとしたのだが…。
皆、忙しそうにバタバタしているのと柄にもなく恥ずかしくて呼べない。
どうしよう…と思っていたが80分の時間制限があるのを思い出し
「時間の無駄遣いはいかん!」とチリチリ鳴らしてみた。
あちこちから「お待ちくださいませ、お嬢さま!」の声が。
オーダーが終わると、手落ち無沙汰になって本を読み出した。
隣のお嬢さまは常連らしく執事さんと会話を楽しんでいる。
お嬢「○○さんはどうしたのかしら?今日はお見かけしませんけど」
執事「ただいま大旦那様に呼ばれて留守でございます。急なことでしたので…」
こんな具合。
ケーキセットにしたのだが味は普通に美味しい。
三種のケーキ(レモンのタルトが特にウマ)とお茶はウバ。
カップに少なくなってくると「お注ぎしてもよろしいでしょうか」
と聞いてくれる。
ところで紅茶ってカップに残ってるのに上から注いでいいの?
ビールは接待の時、コップに残ってる上から注ぎ足しては
絶対だめだと教わったんだけどな。
「お注ぎいたします」と言われた時、思わず
「上から足すんですか?」と怪訝な顔をしてしまった。すみません。
化粧室に行くのも同伴してくれる。
ちなみにどこに移動するにも荷物は全部持ってくれる。
「段差にお気をつけて」と案内してくれる。
お世話係は「今日のフットマンは○○でございます」と
最初に執事さんが引き合わせてくれるんだけど
私が勝手に化粧室から出てきちゃったり、呼んでも相手が手一杯だったりして
延べ5名ぐらいが世話をしてくれた。
…でだ。問題があったのだ。
付いてくれたフットマンさんが会社の後輩にそっくりだったのだ。
あんまり似てるからびっくりして、どきどきもんだった。
会社に行ったら奴に話してやろう。
会計はやっぱり鈴ちりんちりん。
伝票が挟まっている皮の二つ折れの奴(名前が出てこん)に
紙幣を挟んで渡す。
硬貨があるとスマートに挟めないので
紙幣を出して釣りを貰うことにした。
そして最後。
お見送りの言葉は「お任せ」にしていた。
執事さんがやってきて一言。
「お嬢様。お出かけの時間でございます」
おお、きたきた。
「今日は天気がよろしいのでお庭を散歩されるとよろしいでしょう。
我がお屋敷の庭は一周するだけでも一時間はかかりますので」
…どんな庭やねん。とツッコミながら「そう致します」と答えた。
(ここはお嬢になりきらなアカンと思ったので)
荷物を持ってもらってエントランスに行くまでにさらに会話。
「あまりに庭が広いので時々行方不明になるフットマンがおります」
…いやいや。そんなに広いのか。と思いつつ
「そういう場合は探しに行かれるのですか?」と聞いてみた。
執事さんは一瞬黙ったが
「いえ、手遅れでございます」だと。探しにいってやれよ!(笑)
エントランスに行くと後輩そっくりなフットマンさんが待っていた。
執事さんに上着を着せてもらうと「ありがとう」と挨拶を交わした。
(最初に「初めて来たので」と事情を話しておいたので
色々と気を使ってもらった)
最後に執事さんが
「今日の夕食は午後7時からですので遅れませんよう…」と。
いいなあ、コンビニご飯じゃなくここへ食べに帰りたいよ。
「わかりました、行ってまいります」と喫茶店を後にした。
(あくまでお嬢様のお出かけだから)
ここを楽しむコツはなりきること。これに尽きる。
あと私はフツーの格好で行ってしまったが
ドレスアップしている人も居た。キレイなおねえさんだった。
色んなタイプの人(素朴系からマッチョ系、耽美系まで)が
いるので目の保養になるかもしれない。
あ、男性ももちろん入店オッケーです。
隣の人は夫婦連れで「旦那様」と呼ばれてました。
面白かった。18日に友人を連れてまた行くんだが。
癖になったらどうしよう。後輩に「お願い燕尾服着て」と頼もうか。
ただひとつ、男性がうじゃうじゃいて入店すると一斉に
「お帰りなさいませ、お嬢さま!!」と声が飛んでくるぐらい。
(これはフツーなのか?)
おひざに蝶の模様の布をかけてもらってメニューの説明。
GWはシェークスピアの生誕なんちゃらと称して
メニューの選択幅が少ない。忙しいからでしょう。
「お決まりになれば呼び鈴を鳴らしてお呼びください」とのこと。
プラチナというメニューを選び、いざ呼ぼうとしたのだが…。
皆、忙しそうにバタバタしているのと柄にもなく恥ずかしくて呼べない。
どうしよう…と思っていたが80分の時間制限があるのを思い出し
「時間の無駄遣いはいかん!」とチリチリ鳴らしてみた。
あちこちから「お待ちくださいませ、お嬢さま!」の声が。
オーダーが終わると、手落ち無沙汰になって本を読み出した。
隣のお嬢さまは常連らしく執事さんと会話を楽しんでいる。
お嬢「○○さんはどうしたのかしら?今日はお見かけしませんけど」
執事「ただいま大旦那様に呼ばれて留守でございます。急なことでしたので…」
こんな具合。
ケーキセットにしたのだが味は普通に美味しい。
三種のケーキ(レモンのタルトが特にウマ)とお茶はウバ。
カップに少なくなってくると「お注ぎしてもよろしいでしょうか」
と聞いてくれる。
ところで紅茶ってカップに残ってるのに上から注いでいいの?
ビールは接待の時、コップに残ってる上から注ぎ足しては
絶対だめだと教わったんだけどな。
「お注ぎいたします」と言われた時、思わず
「上から足すんですか?」と怪訝な顔をしてしまった。すみません。
化粧室に行くのも同伴してくれる。
ちなみにどこに移動するにも荷物は全部持ってくれる。
「段差にお気をつけて」と案内してくれる。
お世話係は「今日のフットマンは○○でございます」と
最初に執事さんが引き合わせてくれるんだけど
私が勝手に化粧室から出てきちゃったり、呼んでも相手が手一杯だったりして
延べ5名ぐらいが世話をしてくれた。
…でだ。問題があったのだ。
付いてくれたフットマンさんが会社の後輩にそっくりだったのだ。
あんまり似てるからびっくりして、どきどきもんだった。
会社に行ったら奴に話してやろう。
会計はやっぱり鈴ちりんちりん。
伝票が挟まっている皮の二つ折れの奴(名前が出てこん)に
紙幣を挟んで渡す。
硬貨があるとスマートに挟めないので
紙幣を出して釣りを貰うことにした。
そして最後。
お見送りの言葉は「お任せ」にしていた。
執事さんがやってきて一言。
「お嬢様。お出かけの時間でございます」
おお、きたきた。
「今日は天気がよろしいのでお庭を散歩されるとよろしいでしょう。
我がお屋敷の庭は一周するだけでも一時間はかかりますので」
…どんな庭やねん。とツッコミながら「そう致します」と答えた。
(ここはお嬢になりきらなアカンと思ったので)
荷物を持ってもらってエントランスに行くまでにさらに会話。
「あまりに庭が広いので時々行方不明になるフットマンがおります」
…いやいや。そんなに広いのか。と思いつつ
「そういう場合は探しに行かれるのですか?」と聞いてみた。
執事さんは一瞬黙ったが
「いえ、手遅れでございます」だと。探しにいってやれよ!(笑)
エントランスに行くと後輩そっくりなフットマンさんが待っていた。
執事さんに上着を着せてもらうと「ありがとう」と挨拶を交わした。
(最初に「初めて来たので」と事情を話しておいたので
色々と気を使ってもらった)
最後に執事さんが
「今日の夕食は午後7時からですので遅れませんよう…」と。
いいなあ、コンビニご飯じゃなくここへ食べに帰りたいよ。
「わかりました、行ってまいります」と喫茶店を後にした。
(あくまでお嬢様のお出かけだから)
ここを楽しむコツはなりきること。これに尽きる。
あと私はフツーの格好で行ってしまったが
ドレスアップしている人も居た。キレイなおねえさんだった。
色んなタイプの人(素朴系からマッチョ系、耽美系まで)が
いるので目の保養になるかもしれない。
あ、男性ももちろん入店オッケーです。
隣の人は夫婦連れで「旦那様」と呼ばれてました。
面白かった。18日に友人を連れてまた行くんだが。
癖になったらどうしよう。後輩に「お願い燕尾服着て」と頼もうか。
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