朝7時半に起床。
今日から一週間、お母ちゃんと沖縄である。
荷物の最終点検を行い、忘れ物が無いか調べる。
…というか、朝のニュースを見て洋服をかばんに詰めた。
一ヶ月ぐらい天気予報を見ていたが沖縄の気候と気温が読めない。
現地で何を着たらいいのか最後まで迷った。
結果、薄手のトックリセーター、プルオーバー、ポロセーター、
それに薄手のパンツ。
家を出る時はジーパンにスプリングコート、ポロセーター。
空港に着くまで道路大雪。真っ白、寒い。
飛行機飛ぶのか〜と思いながら空港に車が着くと
空港関係者の方が作ったのであろう雪だるまが五つ、
建物の隅にちょこんと並んでいた。
空港に着くとカウンターに行き、SPシートに変更してもらう。
というのも母は大の飛行機嫌い、狭いの嫌い、混むの嫌いという
嫌い嫌い尽くしの人間だからだ。
チケットの手続き、手荷物預け、もちろんすべて私の仕事である。
こうして私のツアーコンダクター業務が始まった。
搭乗を待っていると、仕事の連絡をひとつ忘れていたことを
思い出して会社に電話。
私が「電話せな」というと母が「さっさと掛けなさい!」と
こんな時だけ元気に怒る。なぜ…。
高松から那覇まで2時間。途中で昼食(弁当)が出る。
ちらし寿司に煮物、漬物に果物。胃に優しい。
使い捨てカップで出た味噌汁が思いのほか旨い。
一緒に出された緑茶は抹茶入りの粉末だったようだ。
私は食べた後、コーヒーを貰ったり、シート倒して寝たり
スリッパに履き替え、毛布かぶって音楽を聴いたりしていたが
ふと隣を見ると、座席をリクライニングすることもなく
母が丸まって寝ている。
せっかく奮発したのになあ、とがっかりしながらも
気にしないことにした。
ANA1月のチャンネル7はさだまさし特集。
私の好きな「精霊流し」がプログラムに入っていた。
旅行中計6回、私はこの曲を聴くことになる。
そのうち起き出した母が機内販売のテディベアが欲しいと言う。
マグカップと熊とハンカチがセットになったもので
カップにはANAの飛行機がさりげなく描かれている。
CAのお姉さんに在庫の有無を聞き、お買い上げ。
もちろん私のカードでお買い上げ。
那覇空港に着くなり「むわー」。
空気が「むわー」。
ほのかに蒸し暑く「むわー」。
キョロキョロしてみると、コートを着た人間が居ない。
コートを脱いで丸めてエコバッグに突っ込んだ。
しかし微妙に暑い。冷めかけの風呂の中のようだ。
石垣島までの乗り継ぎまでまだ時間があったので売店を物色する。
土産を頼まれているので、どのタイミングで買おうかと思案する。
ちなみに会社からリクエストされたお土産は以下のものであった。
・泡盛(古酒限定)
・海ぶどう
・島らっきょう
・石垣島のラー油 …おまえら、リクエストが多すぎるぜ!!
泡盛を見たかったのだが、すぐに店員さんが「試飲してください」
「お勧めですよ」と寄ってくる。勘弁して欲しい。
仕方なく違う売店で紅芋あんぱんを買って食べた。旨い。
スタバもあったが、帰りのお楽しみで取っておいた。
石垣島行きの飛行機はとにかく狭い。窮屈。ひと塊三人がけ。
隣の兄さんが読んでいた新聞にエッチな記事発見。
でももっと堂々と読んでくれていいんですが。気にしないで。
飛行機から降りたら隣の人の顔なんて覚えてないですから大丈夫。
ここでもさだまさしの曲を聴く。亭主関白とか懐かしい。
あんな男は実在するのか。いないだろうな。
飛行機もさることながら、石垣島空港も狭い。
ホテルから迎えに来てくれたタクシーの運転手さんが
「飛行機、急停止したでしょ?昔、オーバーランがあってねえ。ははは」と笑う。
笑い事じゃない。「そうなんですか」といいつつ顔が引きつった。
到着ロビーでの迎えは何度経験しても恥ずかしい。
「智賀様」(仮名)と書かれたネームプレートを持って
立っている人に声を掛けるのだがモーレツに恥ずかしい。
赤いハンカチーフとかバラの花一輪とかの待ち合わせの方がいい
…と思ったが、よく考えるとそっちの方がもっと恥ずかしいな。
宿泊先は「軽井沢倶楽部ホテル石垣島」。
ホテルに着くとロビーにあったチェックイン専用のライティングディスクと椅子に座って宿泊者カードを書く。
担当者が来るまで待っていたらホテルの玄関先で
さっきの運転手にホテルの人がお金を渡しているのが見えた。
そういうことは玄関先でするべきことなのか?
せめて乗車した人間から見えないところでやって欲しかった。
滞在中の予定を聞かれたが、答えは「何も決まっていない」。
何も決めずにのんびりしたいという気持ちもあったが
母は「何着て行こうかしら」しか頭に無く
私は仕事を片付けるのに忙しくて事前リサーチに手が回らなかった。
そこで、思いつきで「竹富島に行ってみたい」と言った。
子どもの頃に「竹富島から都会に出てきた女の子が傷心のまま
故郷に帰る」という漫画を読んだことがあり、
いつか行ってみたいとずっと心の片隅で思っていたからだ。
石垣港からのツアーに空きがあるか調べてもらい予約する。
天気が悪いとサイクリングが出来ないと言われ(そりゃそーだ)
島内を車で観光&牛車で観光することにした。
部屋に入った後はごろごろ。
マッサージチェアがあったので座ってごりごりしてもらう。
部屋はドアから入って廊下とリビングの境目に一枚、
リビングとベッドルームを隔てるところに一枚。
リビングに2台、ベッドルームに2台のベッドがあるので
最大4人が寝られる部屋だとわかる。
バスルームは2枚のドアがあって双方から出入りできる。
シャワーブースもある。
余談だがなぜシャワーブースはどこもガラス貼りなのだろう。
浴びてて他人が入ってきたら丸見えではないか!
それとも見せるため?(それはない…と思う)
つづく。
今日から一週間、お母ちゃんと沖縄である。
荷物の最終点検を行い、忘れ物が無いか調べる。
…というか、朝のニュースを見て洋服をかばんに詰めた。
一ヶ月ぐらい天気予報を見ていたが沖縄の気候と気温が読めない。
現地で何を着たらいいのか最後まで迷った。
結果、薄手のトックリセーター、プルオーバー、ポロセーター、
それに薄手のパンツ。
家を出る時はジーパンにスプリングコート、ポロセーター。
空港に着くまで道路大雪。真っ白、寒い。
飛行機飛ぶのか〜と思いながら空港に車が着くと
空港関係者の方が作ったのであろう雪だるまが五つ、
建物の隅にちょこんと並んでいた。
空港に着くとカウンターに行き、SPシートに変更してもらう。
というのも母は大の飛行機嫌い、狭いの嫌い、混むの嫌いという
嫌い嫌い尽くしの人間だからだ。
チケットの手続き、手荷物預け、もちろんすべて私の仕事である。
こうして私のツアーコンダクター業務が始まった。
搭乗を待っていると、仕事の連絡をひとつ忘れていたことを
思い出して会社に電話。
私が「電話せな」というと母が「さっさと掛けなさい!」と
こんな時だけ元気に怒る。なぜ…。
高松から那覇まで2時間。途中で昼食(弁当)が出る。
ちらし寿司に煮物、漬物に果物。胃に優しい。
使い捨てカップで出た味噌汁が思いのほか旨い。
一緒に出された緑茶は抹茶入りの粉末だったようだ。
私は食べた後、コーヒーを貰ったり、シート倒して寝たり
スリッパに履き替え、毛布かぶって音楽を聴いたりしていたが
ふと隣を見ると、座席をリクライニングすることもなく
母が丸まって寝ている。
せっかく奮発したのになあ、とがっかりしながらも
気にしないことにした。
ANA1月のチャンネル7はさだまさし特集。
私の好きな「精霊流し」がプログラムに入っていた。
旅行中計6回、私はこの曲を聴くことになる。
そのうち起き出した母が機内販売のテディベアが欲しいと言う。
マグカップと熊とハンカチがセットになったもので
カップにはANAの飛行機がさりげなく描かれている。
CAのお姉さんに在庫の有無を聞き、お買い上げ。
もちろん私のカードでお買い上げ。
那覇空港に着くなり「むわー」。
空気が「むわー」。
ほのかに蒸し暑く「むわー」。
キョロキョロしてみると、コートを着た人間が居ない。
コートを脱いで丸めてエコバッグに突っ込んだ。
しかし微妙に暑い。冷めかけの風呂の中のようだ。
石垣島までの乗り継ぎまでまだ時間があったので売店を物色する。
土産を頼まれているので、どのタイミングで買おうかと思案する。
ちなみに会社からリクエストされたお土産は以下のものであった。
・泡盛(古酒限定)
・海ぶどう
・島らっきょう
・石垣島のラー油 …おまえら、リクエストが多すぎるぜ!!
泡盛を見たかったのだが、すぐに店員さんが「試飲してください」
「お勧めですよ」と寄ってくる。勘弁して欲しい。
仕方なく違う売店で紅芋あんぱんを買って食べた。旨い。
スタバもあったが、帰りのお楽しみで取っておいた。
石垣島行きの飛行機はとにかく狭い。窮屈。ひと塊三人がけ。
隣の兄さんが読んでいた新聞にエッチな記事発見。
でももっと堂々と読んでくれていいんですが。気にしないで。
飛行機から降りたら隣の人の顔なんて覚えてないですから大丈夫。
ここでもさだまさしの曲を聴く。亭主関白とか懐かしい。
あんな男は実在するのか。いないだろうな。
飛行機もさることながら、石垣島空港も狭い。
ホテルから迎えに来てくれたタクシーの運転手さんが
「飛行機、急停止したでしょ?昔、オーバーランがあってねえ。ははは」と笑う。
笑い事じゃない。「そうなんですか」といいつつ顔が引きつった。
到着ロビーでの迎えは何度経験しても恥ずかしい。
「智賀様」(仮名)と書かれたネームプレートを持って
立っている人に声を掛けるのだがモーレツに恥ずかしい。
赤いハンカチーフとかバラの花一輪とかの待ち合わせの方がいい
…と思ったが、よく考えるとそっちの方がもっと恥ずかしいな。
宿泊先は「軽井沢倶楽部ホテル石垣島」。
ホテルに着くとロビーにあったチェックイン専用のライティングディスクと椅子に座って宿泊者カードを書く。
担当者が来るまで待っていたらホテルの玄関先で
さっきの運転手にホテルの人がお金を渡しているのが見えた。
そういうことは玄関先でするべきことなのか?
せめて乗車した人間から見えないところでやって欲しかった。
滞在中の予定を聞かれたが、答えは「何も決まっていない」。
何も決めずにのんびりしたいという気持ちもあったが
母は「何着て行こうかしら」しか頭に無く
私は仕事を片付けるのに忙しくて事前リサーチに手が回らなかった。
そこで、思いつきで「竹富島に行ってみたい」と言った。
子どもの頃に「竹富島から都会に出てきた女の子が傷心のまま
故郷に帰る」という漫画を読んだことがあり、
いつか行ってみたいとずっと心の片隅で思っていたからだ。
石垣港からのツアーに空きがあるか調べてもらい予約する。
天気が悪いとサイクリングが出来ないと言われ(そりゃそーだ)
島内を車で観光&牛車で観光することにした。
部屋に入った後はごろごろ。
マッサージチェアがあったので座ってごりごりしてもらう。
部屋はドアから入って廊下とリビングの境目に一枚、
リビングとベッドルームを隔てるところに一枚。
リビングに2台、ベッドルームに2台のベッドがあるので
最大4人が寝られる部屋だとわかる。
バスルームは2枚のドアがあって双方から出入りできる。
シャワーブースもある。
余談だがなぜシャワーブースはどこもガラス貼りなのだろう。
浴びてて他人が入ってきたら丸見えではないか!
それとも見せるため?(それはない…と思う)
つづく。
コメント