貸した金が3倍返しになって返ってきた
2013年10月4日 エッセイ朝、出社したら机の上に百円玉が置いてあった
後輩に30円貸していたので「70円のお釣りやな」と思って
70円を用意した(我ながらみみっちい)
そこへ後輩が通りかかったので「はい」と
70円を渡そうとしたら困った顔をされた
何やねんと思ったら小声で「3倍返しなんですけど…」と言う
何じゃそりゃと思ったら百円玉の下にメモがあることに気づいた
『借りていたお金お返しします。3倍返しでお願いします』
彼なりのジョークだった
今まで笑顔を見せたことがない後輩のギャグ
声が小さく他人には興味がないように見える彼のボケ
焦ってしまい、ツッコむ言葉が見つからない
例のドラマは観てないんだが
その事実は伏せて「じ、じゃあもらっとく」と言った
彼は妙な表情のまま下の階へ降りていった
無粋な先輩ですまんのう
彼にとって渾身の一撃だったのに台無しにしてしまった
誰もいない壁に向かって謝罪してみるも すでに遅し
これから何か事を起こすときには念には念を入れることにする
相手の気持ちごと ちゃんと受け取れるように
本当にごめんなさい
彼のメモは今でも大事に保管してある
後輩に30円貸していたので「70円のお釣りやな」と思って
70円を用意した(我ながらみみっちい)
そこへ後輩が通りかかったので「はい」と
70円を渡そうとしたら困った顔をされた
何やねんと思ったら小声で「3倍返しなんですけど…」と言う
何じゃそりゃと思ったら百円玉の下にメモがあることに気づいた
『借りていたお金お返しします。3倍返しでお願いします』
彼なりのジョークだった
今まで笑顔を見せたことがない後輩のギャグ
声が小さく他人には興味がないように見える彼のボケ
焦ってしまい、ツッコむ言葉が見つからない
例のドラマは観てないんだが
その事実は伏せて「じ、じゃあもらっとく」と言った
彼は妙な表情のまま下の階へ降りていった
無粋な先輩ですまんのう
彼にとって渾身の一撃だったのに台無しにしてしまった
誰もいない壁に向かって謝罪してみるも すでに遅し
これから何か事を起こすときには念には念を入れることにする
相手の気持ちごと ちゃんと受け取れるように
本当にごめんなさい
彼のメモは今でも大事に保管してある
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